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2015 年度 実施状況報告書

リハビリテーション専門職の連携行動評価尺度の開発

研究課題

研究課題/領域番号 15K08560
研究機関山形県立保健医療大学

研究代表者

丹野 克子  山形県立保健医療大学, 保健医療学部, 講師 (00570293)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード連携行動 / 理学療法士 / 作業療法士 / 連携評価 / リハビリテーション / 職種間連携 / チームワーク能力
研究実績の概要

理学療法士・作業療法士(以下、リハ職)の連携行動の実態を把握し,行動の要因を明らかにするために,基本属性,連携行動項目,既存の連携評価尺度,既存のチームワーク能力尺度から構成した質問紙を用いて郵送調査を実施した.
A県内の医療施設・介護保険サービス事業所等のリハ職を対象に,162施設708名に質問紙を送付し,503人から回答の返送(回答回収率71%)があり,うち330名分について記述統計解析を終えた.
330名の基本属性は,理学療法士182人(55.2%),作業療法士145人(43.9%),男性137人(41.5%),女性191人(57.9%),平均年齢33.9歳だった.主たる従事施設は多い順に病院153人(46.4%),介護老人保健施設77人(23.3%),訪問看護ステーション42人(12.7%)で,所属施設や部署において管理的立場にある者が89人(27.1%),管理的立場にない者が239人(72.9%)だった.
地域における連携システムとして,地域連携クリティカルパスを使用していない施設が210か所(63.6%)あり,大腿骨頚部骨折パスと脳卒中パスは,それぞれ約3割の施設で使用していた.また,ITによる連携システムがあると回答した者は81人(24.5%),ないと回答した者が90人(27.3%)だった.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

平成27年度の計画である「1.これまでに国内外で開発された連携行動の評価指標の整理と検討」,「2.既存の連携指標を使用したリハ職の連携行動評価」を質問紙調査として実施した.返送された回答の一部の記述統計を平成27年度中に終えた.

今後の研究の推進方策

今後は,平成27年度に得た調査結果の分析と論文化を行う予定である.
また,平成28年度は大腿骨頸部骨折受傷高齢者を担当したリハ職を対象に個別インタビューを行い,連携行動のより具体的な実態を明らかにしていく計画である.
さらにその後,質問紙調査とインタビュー調査の結果を統合し,リハ職の連携行動を評価する尺度の開発を検討していく予定である.

次年度使用額が生じた理由

送料が抑えられたことによる.

次年度使用額の使用計画

質的データの分析ソフトの購入を予定している.

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公開日: 2017-01-06  

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