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2017 年度 実施状況報告書

リハビリテーション専門職の連携行動評価尺度の開発

研究課題

研究課題/領域番号 15K08560
研究機関山形県立保健医療大学

研究代表者

丹野 克子  山形県立保健医療大学, 保健医療学部, 講師 (00570293)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード連携行動 / 理学療法士 / 作業療法士 / 連携評価 / リハビリテーション / 職種間連携 / チームワーク能力
研究実績の概要

29年度は、27年度に実施した「理学療法士・作業療法士の連携行動に関する調査」の分析結果の一部を、第52回日本理学療法学術大会(平成29年5月12日~14日、千葉市・幕張メッセ)において、演題名「理学療法士・作業療法士が持つ連携支援者数とチームワーク能力および研修機会との関連―A県における調査結果から―」でポスター発表を行ない、参加者とのディスカッションを行った。発表の主な内容は、個人のチームワーク能力得点が高いほど,有意に地域における連携できる支援者数が多く(5名以上)なりやすいということである。
また、「連携行動」の概念を幅広く捉え直して尺度開発に役立てるために昨年度に実施した、他領域・異業種の2名へのインタビューデータを概観的に分析した。職種・業種を超えて存在する連携の構成要素、連携に関する概念の異同等が捉えられ、職種により自己完結と連携活用のバランスに強弱が存在することが示唆された。
29年度の計画の中心は、27年度調査結果を踏まえて評価尺度(プロトタイプ)を作成し、妥当性・信頼性の検証を予定していた。検証調査を全国規模で理学療法士・作業療法士100名程度を対象とするため、協力者・協力施設の選定を開始し、目標の半数程度の協力を得る目途を得た。しかし検証すべき尺度のモデル構築の遅れが生じたため、検証調査に係る新たな倫理審査にまで到達できなかった。
以上から、補助事業期間の延長を申請し、承認された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

29年度の計画の中心は、尺度(プロトタイプ)を作成し、妥当性・信頼性の検証の実施を予定していた。検証調査のための協力者・協力施設の選定を開始していたが、その途中で研究者の体調不良(入院等)となり、スケジュール通りの遂行が困難となった。さらに検証すべき尺度のモデル構築にも遅れが生じたため、検証調査に係る新たな倫理審査に到達できず、遅れている。

今後の研究の推進方策

倫理審査を受け、尺度(プロトタイプ)の妥当性・信頼性の検討のための調査を実施する予定である。
そして、調査後に開発した尺度(プロトタイプ)を、連携行動の自己評価用リーフレット等として公表していく予定である。

次年度使用額が生じた理由

主たるものとして、当初予定していた質問紙調査が実施できなかったために、物品費・送料・データ入力の人件費等の支払いが生じなかったため。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 理学療法士・作業療法士が持つ連携支援者数とチームワーク能力および研修機会との関連―A県における調査結果から―2017

    • 著者名/発表者名
      丹野克子
    • 学会等名
      第52回理学療法学術大会

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公開日: 2018-12-17  

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