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2018 年度 研究成果報告書

二職種間意思決定プロセスを円滑にする教育プログラムの開発と評価

研究課題

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研究課題/領域番号 15K08566
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 医療社会学
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

杉本 なおみ  慶應義塾大学, 看護医療学部(藤沢), 教授 (70288124)

研究分担者 大西 弘高  東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (90401314)
研究協力者 酒井 郁子  
藤沼 康樹  
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード多職種連携 / 医師・看護師関係 / コミュニケーション教育
研究成果の概要

面接調査(医師20名・看護師22名)では、医師から①報告・確認が不適切②処置の優先度の理解が異なる③患者の個別性に配慮した治療を行いたいのに即断を求められるとの報告が見られた一方、看護師は①指示がない・不適切②処方変更・退院指示が遅い③非倫理的言動があるとの報告が見られた。
続いて、上記144事例に基づき設計した連携研修(医師・看護師各21名)を実施・評価した。連携能力自己評価は受講前<受講直後<受講1~3ヶ月後の順に高かった。研修に関しては、他参加者の意見を知る機会、主体的な参加、実践例の活用において高評価を得た一方、時間配分、臨床との関連性、目的説明、などの評価が低かった。

自由記述の分野

医療コミュニケーション学

研究成果の学術的意義や社会的意義

既存の職種間連携教育研究の多くが、医療系学生へのアンケート調査などから得られた知見に基づいて設計され、その効果測定も卒前教育の枠組みの中で行われているのに対し、本研究では現職の看護師・医師へのトレーニングおよび事後の効果測定・インタビュー調査を実施した。これにより、既存のトレーニング・研修よりさらに実践的な内容・方法による連携教育が可能になると予想される。さらには、不適切な協働を原因とする医療職の「燃え尽き症候群」や離職を減らすことが期待できる。また患者や家族にとっては、看護師・医師間の円滑な連携により、より適切な治療や療養生活が可能となる。

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公開日: 2020-03-30  

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