研究成果の概要 |
薬物代謝酵素 CYP3A4 の遺伝的 variants を用いた検討から、阻害剤の阻害特性に対して遺伝的変異がもたらす影響は、阻害剤の種類や、評価に用いる基質によって異なることが明らかとなった。また、CYP2C9 や CYP2C19 を用いた検討からは、飲食物に含まれるさまざまな阻害剤の阻害様式は、CYP3A4, 2C9, 2C19 といった isoform 間で様々であり、臨床的に寄与する阻害特性を考慮に入れた検討が必要であることがわかった。 薬物トランスポータ OATP1A2 および OATP2B1 を用いた検討から、グレープフルーツジュース中に新規の阻害成分が含まれる可能性を見出した。
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