種々の非侵襲的計測法を用いてヒトの脳内での痛覚と痒みの認知機構を明らかにすることが主要研究目的であった。研究期間内に痛みとかゆみに関する新知見と新しい治療法に関する多くの論文を発表し、新聞やテレビ、ラジオなどの多くのメディアで紹介された。平成30年度には、「脳磁図の臨床応用に関するガイドライン」を、世界中の著名な脳磁図研究者との共同執筆で発表した。研究代表者は主として「痛覚とかゆみ」に関する部分を執筆した。本分野のトップジャーナルに発表され、今後の脳磁図研究の指針として数多くの引用が予想される。国際的にも評価が高く、多くの国際学会で特別講演を行った。
|