現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
開発した積層型トラッキング検出器は散乱部と吸収部から構成される。吸収部は放医研で開発した4層3次元検出器の技術を用い、検出素子にGSOシンチレータ(2.9 mm x 2.9 mm x 7.5 mm)を用い、16 x 16 のアレイを 4層に積層した後、位置弁別型光電子増倍管に光学接着した。一方、散乱部は3種類のサイズのGAGGシンチレータ(0.9 mm x 0.9 mm x 6 mm), (1.45 mm x 1.45 mm x 6 mm), (2 mm x 2 mm x 6 mm)を検討した。作成したアレイのサイズはそれぞれ22 x 22, 15 x 15, 12 x 12であり、MPPCアレイ(3 mm x 3 mm, 8 x 8 array, ピクセルサイズ:50 μm x 50 μm, S13361-3050AE-08)に光学接着した。0.9 mmのGAGGアレイにおいても十分な位置分解能を得ることができた。
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