研究成果の概要 |
本研究では疾患感受性が確立している遺伝子の中から、既知の心血管関連遺伝子多型と脳血管疾患関連多型を選出し、JG-SNPに登録されている約2000検体の日本人高齢者連続剖検例を対象者としてTaqMan SNP Genotyping Assay, TaqMan CNV Assay, Illumina Exome-chipにより判定した多型と病理フェノーム情報を統合させたPheWAS解析用データセットを用いて、各多型と病理フェノーム情報等との関連を検討した。その結果いくつかの遺伝子多型において、臨床診断の下に埋もれていた病理診断の血管疾患や癌と既知の疾患関連遺伝子との新たな関連を見いだす事ができた。
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