研究成果の概要 |
宮城県対がん協会の画像データ11,442症例(通常のマンモグラフィ(MG)検診を受けるコントロール群;5,655名、MGに超音波を加えて検診を行う介入群;5,783名)に関して乳房構成を4段階に分類し、乳がんの発見契機を検証した。発見がん数はコントロール群28例(がん発見率0.49%)、介入群55例(がん発見率0.95%)であった。感度はそれぞれ71.8%、94.8%であった。高濃度乳房においては有意差をもって介入群でのがん発見率が上昇していた。超音波検査の追加により、特に高濃度乳房での乳がん発見率が大幅に改善することが示され、超音波がMGの弱点を補助的に補える検査法であることが示された。
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