脳梗塞などの脳疾患の既往がなく、MRI検査および認知機能検査結果の1年間にMRIを追跡することができた40歳(平均年齢66.1±8.5歳)の被験者78名を分析した 。 脳萎縮の程度に関しては、時間的角領域(THA)を脳MRIで検査した。 認知機能試験として、単純痴呆スクリーニング試験を用いた。 THAと年齢との間には有意な相関があり、また有意な性差もあった。 しかし、THAの変化率および認知機能の変化率との有意な相関はない。 この研究の被験者には明らかな認知症患者は含まれていないため、軽度の認知障害との関係を検討する必要があるようである。
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