骨格筋減少や筋力低下、骨量減少、関節軟骨変性による日常運動機能の低下が将来の要支援率や要介護率を高める病態概念を「ロコモティブ・シンドローム」と呼ぶ。心血管病検診者と慢性心血管病入院患者におけるロコモティブ・シンドローム診断調査の結果、女性患者は准高齢者年齢(65~74歳)前からロコモティブ・シンドロームを合併している可能性が示唆された。久留米大学開発のハイブリッド・トレーニングシステムを用いた膝屈伸運動を6ヶ月間行った慢性心血管病患者の下肢運動機能は向上し、重症下肢虚血バージャー病患者では末梢循環不全の改善と虚血性潰瘍の治癒を認めた
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