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2018 年度 研究成果報告書

遺伝・環境要因に胎児期・出生状況を含めた生活習慣病リスク要因の探索的解明

研究課題

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研究課題/領域番号 15K08778
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 衛生学・公衆衛生学
研究機関徳島大学

研究代表者

上村 浩一  徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 准教授 (50346590)

研究分担者 釜野 桜子  徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 助教 (00612574)
山口 美輪  徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学系), 助教 (20721674)
有澤 孝吉  徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (30203384)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード糖尿病 / インスリン抵抗性 / 慢性炎症 / 動脈スティフネス / 脈派伝播速度 / 大豆イソフラボン / メタボリック症候群 / 身体活動
研究成果の概要

日本人男女において、データマイニングの一手法を用いて、糖尿病家族歴のない人でも慢性全身性炎症が高いと糖尿病有病者が多いことや、肥満度が高く慢性炎症が高いとインスリン抵抗性が相乗的に高くなることを明らかにした。また、日本人男性において、食事からの発酵大豆食品や大豆イソフラボンの摂取が多いほど上腕-足首間の脈派伝播速度(baPWV値)が低く、血管壁の弾力性が高いことや、成人男女において、余暇の運動だけでなく日常の生活活動もメタボリック症候群や代謝異常の予防に有用であり、とくにHDLコレステロールの低下予防に対しては日常生活活動のような低強度の時間をかけた活動が有効であることを明らかにした。

自由記述の分野

疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

生活習慣病の発症には多くの遺伝要因や生活習慣要因が関わっており、大規模調査では取り扱うデータ量も膨大となる。機械学習の医療データへの適応はまだ少ないが、コホートデータにalternating decision tree アルゴリズムを用いた成果を海外学術雑誌に掲載できたこと、また、日本の伝統的な食事が見直される中、発酵大豆食品や大豆イソフラボンの摂取が血管壁の弾力性の保持に有用である可能性が示されたことは社会的に意義がある。さらに、血中HDLコレステロール低下の予防因子はあまり明らかでないが、日常生活活動を増やすことが予防につながる可能性が示されたことは実現可能性の点からも意義がある。

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公開日: 2020-03-30  

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