研究課題/領域番号 |
15K08780
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
望月 仁志 宮崎大学, 医学部, 講師 (50501699)
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連携研究者 |
中里 雅光 宮崎大学, 医学部, 教授 (10180267)
塩見 一剛 宮崎大学, 医学部, 准教授 (40305082)
十枝内 厚次 至学館大学, 健康科学部, 教授 (80381101)
石井 信之 宮崎大学, 医学部, 医員 (80648410)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 砒素 / 重金属中毒 / 末梢神経障害 / 体性感覚誘発電位 / 神経内科 |
研究成果の概要 |
慢性砒素中毒は多臓器にまたがる障害を生じ、近年多くの国において健康被害の脅威となっている。宮崎県土呂久地区では、1920年から1962年に高濃度慢性砒素中毒患者が生じた 。住民検診において、多くは温痛覚性末梢神経障害を呈し、重症例では深部感覚障害を併発した。体性感覚誘発電位では重症例において中枢伝導時間の遅延が認められた。低濃度の飲料水砒素汚染が広がっているミャンマー国における住民検診にて、神経学的評価を実施した。50ug/Lを越えた飲料水摂取群では振動覚性末梢神経障害と中枢神経障害を呈した。これらの結果は、初めての知見であり、世界に数千万人と言われる砒素中毒患者の診療に重要な情報となる。
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自由記述の分野 |
神経内科
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