研究課題
本研究にて、pAmpC (耐性遺伝子は blaCMY-2) 産生サルモネラ、及び ESBL産生 (耐性遺伝子は blaCTX-M-15、blaTEM-20、blaTEM-52、またはblaSHV-12)サルモネラが日本で 2005 年以降に鶏製品分離株で急増したことが明らかになった。これには、blaCMY-2 を持つ S. Infantis の増加が大きく寄与している。我々は、S. Infantis の blaCMY-2 が ISEcp1 エレメントの近くに位置し、およそ 280-kb のプラスミド上にあることを明らかにした。鶏肉や鶏内臓から分離された S. Infantis が pAmpC 産生するということは公衆衛生上重要な問題である。
3: やや遅れている
H27年に所属を異動したことによると考えられる。
2011年以降、国内の鶏肉生産における薬剤の使用形態に変化が見られた。その結果、サルモネラの薬剤耐性がどのように変化したか把握する。
実施予定の動物実験が、諸般の事情で実施できなかったため。
適正に本研究推進のため計画性をもって、次世代シークエンサー利用等の経費として使用します。
すべて 2015
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)
PLoS One
巻: 10 ページ: e0116927
10.1371/journal.pone.0116927
Infect Genet Evol
巻: 35 ページ: 82-88
10.1016/j.meegid.2015.07.029.