研究課題/領域番号 |
15K08805
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
崔 仁哲 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (40375514)
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研究分担者 |
木山 昌彦 公益財団法人大阪府保健医療財団大阪がん循環器病予防センター(予防推進部・循環器病, その他部局等, その他 (10450925)
磯 博康 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (50223053)
大平 哲也 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (50448031)
北村 明彦 大阪大学, 医学系研究科, 招へい准教授 (80450922)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | FMD検査 / 中心動脈圧 / 血管内皮機能障害 / 疫学研究 |
研究実績の概要 |
本研究は、血管内皮機能と慢性腎臓病との関連を明らかにすることを目的とする。中間報告として、中心動脈値・上腕血圧値と血管内皮機能の低下との関連を検討し、血圧による早期動脈硬化への影響を分析した。対象者は循環器疾患の健診参加者である地域30~79歳の男性507人である。血流依存性血管拡張反応(FMD検査)が動脈硬化評価の早期指標の一つとして確立されつつある。FMD値の指標は、安静時と5分間駆血(被験者収縮血圧+50mmHg)開放後のFMDの変化量を測定し、その計算式は、△FMD =(駆血開放後最大拡張径-安静時径)/安静時径×100が用いた。そして、FMD値の下位30%(△FMD<5%)をFMD低値群とし、早期動脈硬化ありと判断した。中心動脈圧値・上腕血圧値を3分位にし、その低値群を基準とした。その結果、中心動脈圧低値群に比べ、高値群の多変量調整したFMD低値のオッズ比は、全体で1.4(0.9-2.4)、高血圧者で1.3(0.5-3.3)、正常血圧者で2.1(1.1-4.2)であった。上記の関連は、上腕血圧高値群のオッズ比は、全体で1.0 (0.6-1.6)、高血圧者で0.8(0.3-2.0)、正常血圧者で1.4(0.8-2.7)であった。本研究により、正常血圧者において、中心動脈圧値とFMD低値と関連することが認めたが、上腕血圧との関連は認めなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2016年度は、地域において、約250人男女についてFMD検査を実施している。また、その中間報告として、中心動脈圧と早期動脈硬化との関連について論文を作成し、その結果を英文誌に発表した。
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今後の研究の推進方策 |
2017年度において、さらに、対象地域において約250人男女についてFMD検査を追加実施する予定である。また、学会発表や英文誌へ投稿する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
次年度以降執行する必要がでてきたため
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次年度使用額の使用計画 |
データ収取及び解析費用として充当する
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