全国401のがん診療連携拠点病院ウェブサイト対象に、①誰もが支障なく利用できる(ウェブアクセシビリティ(WA))、②がん診療実績の入手までの容易さを調査した結果、障害者・高齢者のWAの問題だけでなく、住民等へのがん診療実績の情報提供の問題もみられた。また、障害者差別解消法施行後の北海道・東北の64のがん診療連携拠点病院ウェブサイトを対象に、WAへの対応・改善状況を1年前と比較した結果、WAへの対応の遅れだけでなく、1年前と比べ評価が低下している病院もあった。北海道のがん診療連携拠点病院である市立函館病院との共同研究により、JIS規格に基づくWAに準拠した住民視点のウェブサイトを作成し公開した。
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