受療行動調査データの経年データ(平成11-26年度)を統計法のもと申請・入手し、データベースを作成し、患者満足度(外来・入院)をアウトカム、病院側の要因、患者側の要因、経時変化を含む統計モデルにより検討した。患者満足度に影響の大きい因子を探索した結果、高年齢、男性で患者満足度が高く、特定機能病院の他、入院患者では20-49床の小規模な病院での患者満足度が高いことがわかった。また退院調整支援、受動喫煙防止、緩和ケアのある病院では外来、入院をとわず患者満足度が高い傾向にあった。経時変化をみると平成11年に比べ平成26年では外来で10%、入院で27%、満足度が増加していた。
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