研究課題
基盤研究(C)
本研究では、東北大学倫理委員会に研究実施の承諾を受け、厚生労働省に「特定臨床研究に該当しない」の胸の判断を得てから研究を開始した。本研究のプロトコルを論文化し医学雑誌Medicineに掲載されている。研究計画書に規定された参加基準に準じた参加者を独立行政法人国立病院機構米沢病院、南三陸町南三陸病院、気仙沼元吉病院などの研究協力機関にて検索、新型コロナ感染症の感染拡大の影響などもあり、参加者は南三陸町南三陸病院における2名にとどまったが、ベースライン時及び開始1か月における嚥下潜時の測定を実施した。
鍼灸
新型コロナ感染症の感染拡大、特定臨床研究への該当の有無などの影響や本研究の適合基準に準じる参加者の検索の難しさなどから、本研究への参加者は2名にとどまり、学術的な新しい知見を得ることは困難であったが、研究期間中に誤嚥性肺炎に対する鍼灸治療に関する総説や研究プロトコルの出版などを行い、脳血管障害患者における誤嚥性肺炎の医学的、社会的問題を示すことができた。