| 研究課題/領域番号 |
15K08900
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| 研究機関 | 東京医科歯科大学 |
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研究代表者 |
松島 英介 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (50242186)
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| 研究分担者 |
朝蔭 孝宏 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (50361481)
杉本 太郎 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 講師 (60262177)
有泉 陽介 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 講師 (30444110)
角 卓郎 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 講師 (20361701) [辞退]
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| 研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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| キーワード | 頭頸部がん / 進行がん / がん / 問題解決療法 / ストレスマネジメント / ストレスコーピング / 心理療法 / 心理的支援 |
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| 研究実績の概要 |
本研究の目的は、うつ症状を有する頭頸部がん患者に対し、問題解決スキルの獲得を目指したストレスマネジメントプログラムを実施し、無作為化比較試験によりその効果を検証することである。平成28年度は、前年度に引き続き、調査対象者のリクルートを継続した。適格基準を満たす46名の患者のうち、研究参加に同意し、うつ症状の高かった12名を対象者として割り付けを行った。介入群へはストレスマネジメントプログラムおよびアンケートを、対照群へはアンケートのみを実施した。適格基準となる患者の減少や、非同意率の高さなどにより、リクルートが予定より遅れていることを懸念し、研究計画変更の必要性については研究チーム内で度々検討を行った。最終的には、大きな有害事象は出現していないことから、現状のままリクルートを継続し、再検討することとなった。また研究分担者や研究協力者の異動により、何度かチーム体制を変更する必要があったため、随時打ち合わせを行い、滞りなくリクルートが進むよう準備した。
さらに、これらのリクルート活動と並行して、研究データの公表についても継続的に行ってきた。まず、これまでの研究成果を中間報告して公表する目的で、19th World Congress of Psycho-oncology and Psychosocial Academyでの学会発表に申請し、受理されている（Ichikura, 2017）。また本研究の予備調査として実施した、頭頸部がん患者のストレスマネジメントスキルに関する横断研究について、論文執筆を行った（Ichikura, 投稿中）。各学会への参加を通して、頭頸部がん患者の精神的支援について、他施設の研究者とも議論を重ねている。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
申請時の研究計画書では、140名を目標症例数としており、3年間でリクルートを終了する予定である。しかし、15ヶ月のリクルート期間で研究参加した対象者は14名であり、現状のペースでは予定の目標症例数に達することは困難な状況である。
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| 今後の研究の推進方策 |
引き続きランダム化比較試験のリクルートを継続していく。ただし上記の通り、リクルートに難渋しているため、研究チーム内でミーティングを重ね、今後の研究計画修正および期間延長について検討していく。また、国内での研究成果報告についても準備を行っていく。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
研究計画当初の予定より、リクルートのペースが遅れており、平成28年度の参加者に支払い予定であった謝金ほか、研究実施に関連した費用が平成28年度には不要となった。またデータ入力や解析作業に対する人件費を支出予定であったが、これらの作業も次年度に移行したため、平成29年度への繰り越し手続きを行った。
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| 次年度使用額の使用計画 |
研究参加者への謝金、データ解析等に関して、平成28年度に使用予定だった分を繰り越して使用される。また介入冊子の増刷、学会発表、英文校正などに使用される予定である。
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