研究課題
「経験に基づく理論(経験知)が根幹を成している漢方薬」に「科学的根拠」を与えるため、漢方薬とその構成生薬投与後のマウスにおける「臓器ごとの遺伝子発現の変化」に着目することを目的に、本研究を進めてきた。その過程で、これまでに経験的に分類されてきた生薬の分類が、生薬水抽出エキスによる細胞内シグナルへの効果を元に分類することで科学的に証明できる可能性を示唆する結果を得て報告した。in vivo実験により、肥満モデルマウスへの桂枝茯苓丸の効果を明らかにし、報告した。また、予備的結果として、in vitroにおいて細胞内シグナルへの効果を検討し、十全大補湯の補気・補血作用を科学的に証明できる可能性を示唆する結果を得ている。
2: おおむね順調に進展している
in vitroの実験で、漢方薬の経験知を科学的に証明するという重要な結果を報告した。また、in vivo実験の準備も進んでおり、おおむね順調に進展していると考えられる。
現在、マウスを用いたin vivo実験の条件等を検討しているところで、今年度はin vivoの実験を行い、新規情報を得ることを目的にする。
特になし
研究計画に基づき研究を推進する。
すべて 2016 2015
すべて 雑誌論文 (15件) (うち査読あり 14件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (21件) (うち招待講演 3件)
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