研究課題
基盤研究(C)
Helicobacter pylori除菌によって、胃型腺管は消退したが、腸上皮化生に変化は乏しくその始まりである胃腸混合型腸上皮化生が不可逆的ポイントと考えられた。腫瘍部では、除菌後2カ月以内の早期に、腫瘍の消退と低異型上皮の被覆が観察された。マウス胃底腺、幽門腺では、成獣より幼若期でH19、insulin like growth factor 2が有意に高値であった。いずれも、胃がんの予後不良因子であり、腫瘍発生におけるそのメカニズムの解明が重要と考えられた。
病理学