我々は、HCVにより誘導される肝脂肪化とHCV増殖作用におけるカルニチンの効果を検討した。我々は、in vitro の解析にてカルニチンの抗HCV作用について1)HCVレプリコンに対しては抗ウイルス作用を有しなかった事 2)HCV全長のウイルスJFH-1株に対しては抗ウイルス作用を有していた3)カルニチンは、HCVエントリーには影響しなかった4)カルニチン投与によりLDの形成低下が確認される5)肝脂肪化改善の機序の一つとしてCPT-1の発現上昇が関与する。6)カルニチンはHCVが惹起する酸化ストレスに対し、抗酸化作用がある事を明らかにした
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