XBP-1遺伝子はATF6と高血糖により発現が制御されているが、ATF6の発現上昇はWild, KO miceともに有意差を認めないことから、XBP-1遺伝子発現にPNPLA3遺伝子が関わっている可能性が示唆された。脂質合成因子遺伝子発現を検討したが、WildとKO miceで違いを認めず、KO miceでの飽和脂肪酸/不飽和脂肪酸の比率がER stress負荷前から高値であることから、PNPLA3遺伝子による脂肪酸組成変化に対する作用が考えられた。また、PNPLA3 KO miceに対しPNPLA3変異遺伝子(I148M)を肝特異的に発現する(アルブミンプロモータ)マウス作成が完了した。
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