研究課題
基盤研究(C)
世界に先駆けて超高齢化社会に突入した我が国に於いては近年、虚血性心不全患者が急増し、医療経済を圧迫している。本研究ではこのように現在社会問題と なっている虚血性心不全症例の生活の質と生命予後改善のため、虚血性心不全の予後予測に有用なマイクロRNAの同定とその作用機序の解明を通じて治療への応用を検討した。具体的には虚血性心不全症例の血清を用い、種々の病態において遺伝子発現制御に関与することが明らかになり、また近年バイオマーカーとし ても注目を集めている非コードRNAであるマイクロRNAの網羅的解析を行い、虚血性心不全症例の心不全増悪・および死亡リスク予測に有用なマイクロRNAを同定を試みた。
循環器内科