Aldehyde dehydrogenase 2 (ALDH2)は心筋細胞ミトコンドリア内で酸化ストレス制御の中心的役割を果たしているが、同遺伝子変異に基づく酵素機能低下を日本国民の40%が公被っている。心筋障害のStage2である慢性・発作性心房細動のためにカテーテル焼灼術を受ける患者において、ALDH2 遺伝子変異の有無が及ぼす影響を検討した。仮説に反して心房症例の方が対象群に比しALDH2マイナーアレルAは少なかった。その他のSNPについては有意差を認めなかった。孤立性心房細動症例を抽出し、同年齢対象と同様の検討を行ったが同様であった。
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