申請者らはCaM BDのペプチドに点突然変異を組み込んだペプチドを28種類作成した。作成した多数のCaM BDの変異ペプチドの中からCaMへの結合が最も強いものを2種類の方法でスクリーニングした。選んだ変異を組み込んだCaM高親和性RyR2変異を組み込んだKIマウス作成が完了し,このマウスではRyR2とCaMの親和性が高く、リン酸化してもCaMがRyR2から外れにくいことがわかった。CaM高親和性KI マウスの不整脈:CaM高親和性RyR2変異を組み込んだKIマウスとRyR-R2474S型CPVTマウスを掛け合わせたところ、運動負荷、および薬物負荷時の不整脈の頻度は激減した。
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