研究課題/領域番号 |
15K09093
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
赤阪 隆史 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (70322584)
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研究分担者 |
猪野 靖 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (00549793)
塩野 泰紹 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (00584872)
久保 隆史 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (30316096)
西口 毅 和歌山県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (40549771)
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研究協力者 |
小笠原 康夫 川崎医療福祉大学, 医療技術学部・臨床工学科, 特任教授
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 冠内圧 / 心筋血流予備量比 / 心筋虚血 / 心筋シンチグラフィー |
研究成果の概要 |
新たな心筋虚血評価の指標として拡張期心筋血流予備量比(diastolic myocardial fractional flow reserve: d-FFR)の計測法を開発し、臨床的有用性を検討した。FFR計測時の圧波形からd-FFRを計測できるソフトウエアを開発した。 多施設共同で「Diastole研究」として、心筋シンチをゴールドスタンダードとしたd-FFR・FFRの診断精度を検討し、予定症例450例 (有効解析症例413例)の登録を2019年5月23日に完了した。d-FFR・心筋シンチをそれぞれコアラボで解析し、FFRを含めた総合解析の成果を、学会報告・論文投稿の予定である。
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自由記述の分野 |
医学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
心筋虚血指標として平均冠動脈内圧を用いた心筋血流予備量比(FFR)が用いられているが、冠動脈内圧-血流関係からは拡張期FFR (d-FFR)がより正確な心筋虚血の指標と考えられる。本研究ではd-FFRを計測するソフトウエアを開発し、d-FFRとFFRの診断精度を心筋シンチグラフィーをゴールドスタンダードとして比較する多施設共同研究を完了し、解析中である。d-FFRが心筋虚血評価に優れていることが証明されれば、d-FFRが新たな心筋虚血指標とされ、計測ソフトウエアの有用性が評価される可能性がある。
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