研究成果の概要 |
114名の肥大型心筋症症例に対し解析を行った。心臓超音波により確認された中隔の形態により2群(Reverse curve群および非Reverse curve群)に分け、臨床的特徴、線維化マーカーを含む生化学マーカー値および心臓MRIの所見につき比較検討した。血清BNP, トロポニンT, およびエンドセリンI 値はReverse curve群で非Reverse curve群に比べて高値であった。炎症およびコラーゲン合成に関わる生化学マーカー値は両群間で差を認めなかった。Reverse curve群は、非Reverse curve群に比べて心臓MRI上LGE陽性症例の割合が多かった。
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