研究課題
基盤研究(C)
収縮性の保持された心不全患者について病理組織学的な解析やBNP関連のバイオマーカによる方法を用いて病態の検討を行った。上記患者の心筋生検組織を用いた検討では良好な免疫染色結果が得られ、現在統計学的解析を行っている。またBNP代謝関連では上記患者ではBNPの代謝の程度が拡張期心不全患者と収縮性の低下した心不全患者では差異がある可能性が示唆される結果が得られ学会報告を行った。さらにマイクロスフェアを冠動脈塞栓による実験モデルを作成し血行動態的な変化の詳細を現在も解析中である。慢性期の実験系の確立については今後アンジオテンシン負荷なども加味し慢性期の実験系確立をさらに目指す予定である。
循環器内科学