研究課題
基盤研究(C)
成体の心筋細胞も僅かに増殖しており、その増殖性シグナルであるYAP-TEAD活性を指標に機能未知低分子化合物をスクリーニングし、心筋細胞の増殖を強く誘導し、抗酸化、抗アポトーシス作用も併せ持つ新規フッ素化化合物TT-10を創出した。マウス心筋梗塞モデルに投与したところ、心機能改善ともにクローン性増殖を増幅し、一方で活性酸素種産生や線維化を軽減した。従来の心不全治療を補足・促進させる新たな治療手段として期待される。
医歯薬学