研究課題/領域番号 |
15K09142
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
|
研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
小林 茂樹 山口大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (90397993)
|
研究分担者 |
山本 健 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (50363122)
矢野 雅文 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (90294628)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
キーワード | ryanodine receptor / heart failure / arrhythmia / dantrolene |
研究成果の概要 |
マウス横行大動脈狭窄(TAC)モデルにて、代償期圧負荷心における細胞内Ca 2+ハンドリング異常を明らかにし、このモデルに対するダントロレンの効果について検討した。心エコーでは、TAC2週間で、左室肥大を認めたが、左室収縮能は正常であった。この代償期圧負荷肥大心の心筋細胞では、リアノジン受容体(RyR2)からCa 2+漏出が認められており、左室弛緩障害が認められた。しかしながら、ダントロレンの慢性投与により、RyR2からのCa 2+漏出は抑制され、左室肥大の抑制と弛緩障害の改善が認められた。これらの結果から、ダントロレンの慢性投与は、代償期圧負荷肥大心の新たな治療戦略になることが示唆された。
|
自由記述の分野 |
循環器科
|