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2017 年度 実施状況報告書

iPSを介さない直接誘導による心臓ペースメーカー細胞の作成および生体内直接転化

研究課題

研究課題/領域番号 15K09147
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

山川 裕之  慶應義塾大学, 医学部, 客員講師 (80465020)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード心筋再生 / 再生医療 / ダイレクトリプログラミング / 心筋転写因子 / 生体内リプログラミング / iPS細胞 / 線維芽細胞
研究実績の概要

本研究より、繊維芽細胞から直接誘導新規心細胞を得ることができた。Z因子を加えることで、拍動を有するペースメーカー細胞を多く得ることができた。さらに、細胞内の研究の中で培養条件を調整することで、さらに効率的に拍動を有する心筋直接誘導を得ることができた。

このことは、ペースメーカー細胞を有する心筋細胞をが多量に得ることができたと考えられる。そのため、さらに詳細に検討をする。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本年度に予定していた実験がやや遅れている。特に、Z因子を詳細に検討をすることが可能となった。しかし、分子生物活的な機能が難しく解析に難航している。

今後の研究の推進方策

今後は、培養条件でのリプログラミング機能を詳細に検討をする必要がある。また、生体内でのリプログラミングを検討しているが、生体での実験条件に時間がかかっている。

次年度使用額が生じた理由

生体内リプログラミングの実験の確立が遅れてしまい、来年度に助成金を繰り越す必要があった。また、前年度は、生体内リプログラミングの条件検討が必要となった。次年度使用額(2,313,070円)だが、主に動物が主な研究費として必要となる。また、細胞解析が必要であり、それが次年度使用解析額として補填が必要となる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018 2017

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件)

  • [雑誌論文] Direct In Vivo Reprogramming with Sendai Virus Vectors Improves Cardiac Function after Myocardial Infarction.2018

    • 著者名/発表者名
      Miyamoto K, Akiyama M, Tamura F, Isomi M, Yamakawa H, Sadahiro T, Muraoka N, Kojima H, Haginiwa S, Kurotsu S, Tani H, Wang L, Qian L, Inoue M, Ide Y, Kurokawa J, Yamamoto T, Seki T, Aeba R, Yamagishi H, Fukuda K, Ieda M.
    • 雑誌名

      Cell Stem Cell.

      巻: 4 ページ: 91-103

    • DOI

      10.1016/j.stem.2017.11.010

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] Single-Construct Polycistronic Doxycycline-Inducible Vectors Improve Direct Cardiac Reprogramming and Can Be Used to Identify the Critical Timing of Transgene Expression.2017

    • 著者名/発表者名
      Umei TC, Yamakawa H, Muraoka N, Sadahiro T, Isomi M, Haginiwa S, Kojima H, Kurotsu S, Tamura F, Osakabe R, Tani H, Nara K, Miyoshi H, Fukuda K, Ieda M.
    • 雑誌名

      Int J Mol Sci.

      巻: 18 ページ: E1805

    • DOI

      10.3390/ijms18081805

    • 査読あり / オープンアクセス

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公開日: 2018-12-17  

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