肺原発肉腫様癌においては化学療法の効果またバイオマーカーに関して前向き検討がされておらず、これを調査することは治療エビデンス確立のために重要である。すでに多施設共同臨床試験として、「多形、肉腫あるいは肉腫成分を含む癌」を30例集積する臨床研究を遂行中である。 しかし希少癌ゆえに登録に難渋しており、平成30年3月末までに15例と目標の半分まで到達できた。並行して本課題研究の研究計画書と同意説明文書を配布して、各施設での倫理審査をすすめてきた。前述のように登録自体に難渋しており、まだ検体収集には至っていない。今年度中に現在まで登録された症例の検体を収集して、本研究課題の解析を施行する予定である。
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