1) 人工呼吸離脱の判断に関する研究:人工呼吸管理患者の気管切開の実施決定と気管チューブ抜管の成否に関連する因子を同定するために、我々は患者データを用いてロジスティック回帰分析と決定木分析を行った。気切の決定や抜管後再挿管に関連する重要な因子は、気道開通性保持に関連するものであった。 2)全身麻酔下手術前の呼吸評価についての研究:呼吸器内科医は呼吸器疾患患者の術前コンサルトを受けることが多い。我々は診療依頼を受けた全身麻酔下手術前患者のデータを用いてロジスティック回帰分析を行い、周術期呼吸器合併症を予測する有用なパラメータが対標準一秒量(%FEV1)であることを同定した。
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