新たな3軸加速度計のCOPD身体活動性評価に対する妥当性を確認した。身体活動性は、雨天の日は低下しており、最低3日のデータを分析する事が必要であった。COPDでは、健常者に比べ歩行時間、歩数、歩行距離は有意に低下していたが、歩行速度は同等であった。また、身体活動性は呼吸困難感と有意な相関があり、非活動状態はmMRC呼吸困難スコア>=2をもって予測できた。気管支拡張薬追加投与により、>=3.0METs、>=3.5METs以上の身体活動時間が延長し、延長効果は、肺機能、特に容量系因子が良好なほど大きかった。気管支拡張薬2種の合剤では単剤に比べ、>=2.0METsの時間の有意な延長を認めた。
|