研究課題/領域番号 |
15K09324
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
高橋 慎一 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (20236285)
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研究分担者 |
安部 貴人 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (30365233)
中原 仁 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (60537950)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | ケトン体 / βヒドロキシ酪酸 / アストログリア / ミクログリア / 脳虚血モデル |
研究成果の概要 |
ケトン体の1つβヒドロキシ酪酸(BHB)が脳虚血でアストログリア(AG)から放出されることを明らかにした。ケトン体の脳保護作用と多発性硬化症治療薬フマル酸ジメチル(DMF)の関連が注目されている。Nrf2を介した作用が提唱されてきたが、DMFおよびBHBのHCAR2リガンド作用を介する神経保護的ミクログリア(mg)誘導作用が注目されている。培養細胞でDMFはNrf2活性化を惹起し、qRT-PCRによるHO-1遺伝子転写亢進が確認された。脳梗塞モデルマウスに対するDMF経口投与でも有意に梗塞巣体積を縮小、運動機能も改善した。Nrf2-KOマウスでも効果が維持され、HCAR2の関与が示唆された。
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自由記述の分野 |
神経内科学、脳卒中
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