安静時および課題遂行時の誘発脳磁活動における神経接続性(connectivity)について脳磁計を用いて明らかにした。研究では、健常人の体性感覚、聴覚、運動の各課題遂行時の脳各皮質領域の接続性を最新の手法を用いて電流分布計算およびconnectivity解析した。病態の解析としては末梢神経障害(手根管症候群)および中枢性疾患(パーキンソン病)を対象に研究を実施した。一連の研究結果は11編の英文専門誌に掲載発表された。本研究によって脳磁場解析手法の確立と大脳皮質接続性の解析から病態の解明に寄与する成果を残すことができた。 本研究は臨床脳波解析に利用可能な手法であり今後の臨床応用が期待された。
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