eNOS由来NOの欠損したeNOS-/-マウスは普通食飼育にも関わらずKupffer細胞のM1化と肝臓慢性炎症、肝インスリン抵抗性が出現したが、C57BL6マウスにPDE5阻害剤, sildenafilを投与しcGMP濃度を増加させるとHFDに伴うKupffer細胞のM1化と肝インスリン抵抗性が改善した。NO/cGMP/VASPシグナルが主要なインスリン感受性臓器である肝臓に在住するマクロファージ、Kupffer cells内や脂肪組織在住マクロファージ内の炎症を抑制し、糖尿病モデルマウスのインスリン抵抗性発症を抑えることを初めて明らかとした。
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