研究成果の概要 |
我々はRho GTPaseをbaitとしたアフィニティクロマトグラフィーとそれに続くマススペクトロメトリー実験系を確立した。血小板細胞質分画のアフィニティーカラム精製の結果、既知のエフェクター (mDia, PKN1, Rho kinase, IQGAP2, Daam1等)に加えて、アラキドン酸リポキシゲナーゼ(ALOX)が活性型RhoAに結合することが見いだされた。RhoAとALOXの結合はDaam1を介していることが判明した。さらにALOXのLH2ドメインがDaam1のN末に結合することが明らかになった。以上の結果からALOXの細胞内局在にRhoAが関与していることが示された。
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