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2018 年度 研究成果報告書

転写因子の翻訳後調節による細胞増殖オン・オフの制御

研究課題

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研究課題/領域番号 15K09464
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 血液内科学
研究機関東北大学

研究代表者

峯岸 直子  東北大学, 東北メディカル・メガバンク機構, 教授 (40271895)

研究分担者 勝岡 史城  東北大学, 東北メディカル・メガバンク機構, 准教授 (30447255)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード血液腫瘍学 / 転写因子 / GATA因子 / 細胞周期制御 / 翻訳後調節
研究成果の概要

血液細胞の増殖を制御する転写因子GATA2と細胞周期制御との関係を解析した。GATA2は、S期に発現が高く、M期にCyclin B1- Cyclin-dependent kinases (CDK) 1によりリン酸化され、F-box/WD repeat -containing protein 7 (Fbw7)と相互作用しユビキチン化分解を受ける。一方、Cyclin-CDK2によるリン酸化とS-phase kinase-associated protein 2 (Skp2)との相互作用も認められ、GATA2の標的配列への結合がG1/S期に上昇しその後低下することとの関連が示唆された。

自由記述の分野

血液学、分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

GATA2は多くの造血器腫瘍に発現するほか、GATA2欠損症では前白血病から白血病の発症や、血液・免疫系の細胞の減少による免疫不全状態が報告されている。一方、ユビキチン・プロテアソーム系は造血器腫瘍治療の重要な標的経路であり、本課題の成果を発端として、今後、この経路とGATA2による細胞増殖のより詳細な関係が明らかにされ、これら疾患の病態解明や治療法の開発につながることが期待される。

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公開日: 2020-03-30  

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