同種骨髄移植を受けた患者とドナーの免疫調整遺伝子多型解析を行い、臨床意義を有する機能性遺伝子の多型部位(NKG2D、CXCL10、NLRP3、THBD/BDCA3、TLR1、TLR4、CCL2)が、下流非翻訳領域に集中することを明らかにした。さらに、活性化NKレセプター遺伝子NKG2D下流非翻訳領域の多型部位にmiRNA-1245が結合し、NK活性を抑制すること、血液がん患者の血中エクソソーム内のmiRNA-1245が増加していることを明らかにした。しかも、miRNA-1245の結合能は、高NK活性遺伝子多型と比べ、低NK活性遺伝子多型で優位であった。
|