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2017 年度 実績報告書

細胞内亜鉛制御による関節リウマチの新規治療戦略の確立

研究課題

研究課題/領域番号 15K09521
研究機関千葉大学

研究代表者

池田 啓  千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (10456014)

研究分担者 中島 裕史  千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (00322024)
須藤 明  千葉大学, 大学院医学研究院, 准教授 (50447306)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード関節炎 / 亜鉛 / 軟骨 / ヘルパーT細胞
研究実績の概要

研究計画1: マウス関節炎モデル(CIA)が確立し、足関節の軟骨におけるMTF-1ならびにMMP-3のmRNA発現の亢進を認めた。一方、軟骨特異的ZIP8過剰発現マウスではCIAの明らかな悪化を認めなかった。また軟骨特異的MT-1/2欠損マウスにおいても関節炎に関連する明らかな表現型を認めなかった。
研究計画2: マウス脾細胞より単離したナイーヴヘルパーT細胞をTh17条件下で培養した際、複数の亜鉛トランスポーターのmRNA発現が増強されることを見出し、その経時的変化を確認した。一方、細胞内Zn2+濃度変化との関連は明らかではなかった。また、MT-1/2ノックダウンによるTh17分化に明らかな影響は認められなかった。
研究計画3: CIAの滑膜組織あるいはリンパ節では、明らかな亜鉛トランスポーター発現の増強は認められなかった。
以上より、マウス関節炎ならびにヘルパーT細胞分化において、亜鉛トランスポーターは有意な役割を果たしていないことが明らかとなった。

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公開日: 2018-12-17  

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