研究課題/領域番号 |
15K09531
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
膠原病・アレルギー内科学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
川上 純 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (90325639)
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研究分担者 |
岩本 直樹 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 助教 (80437897)
一瀬 邦弘 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 講師 (60437895)
古賀 智裕 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 助教 (90537284)
右田 清志 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (60264214)
中村 英樹 長崎大学, 病院(医学系), 講師 (10437832)
佐々木 均 長崎大学, 病院(医学系), 教授 (00170689)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 関節リウマチ / CTLA-4-Ig / バイオマーカー / 単球 / M1・M2 / 破骨細胞 / 骨破壊 / ACPA |
研究成果の概要 |
ACPA陽性RA患者末梢血単球はM1サブセット優位で破骨細胞分化も活性化し、CTLA-4-Ig刺激はこれを抑制し関連する遺伝子発現パターンを示した。コラーゲン誘発関節炎の破骨細胞活性化はCaMK4のchemical inhibitorにより顕著に抑制され、これはRA末梢血単球由来破骨細胞分化でも示され、CTLA-4-Ig、CaMK4、ACPAのシグナルクロストークが示唆された。アバタセプト治療では、早期のACPA titerの低下と12ヶ月における治療反応に有意な正の相関を認めた。サイトカインを加味して総合的に解釈し、CTLA-4-Igに特徴的なシグナルから、次世代の治療標的の探索に繋げる。
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自由記述の分野 |
リウマチ・膠原病学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CTLA-4-Igの作用機序とkey moleculesをin vitro細胞培養研究、疾患モデル動物研究、ヒトRA検体を用いた研究から解析し、抗CCP抗体(ACPA)陽性患者におけるM1単球分化異常、CTLA-4-Ig、ACPA、CaMK4の相互作用が強く示唆されることを明らかとした。RA血清検体ではCTLA-4-Ig、TNF阻害、IL-6阻害において、特に前2者ではACPAを軸とした評価で反応が異なることを示し、CTLA-4-Igに特徴的なシグナルの解析は次世代の治療標的の探索に繋がることを示した。
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