骨髄由来樹状細胞にshRNAを導入する効率が極めて悪く、樹状細胞のcell lineであるDC2.4を使って、shRNAの導入した。導入効率は低かったが、骨髄由来樹状細胞よりも良好であった。さらにDC2.4の抗原提示能をin vitroで解析したが、T細胞の活性化やサイトカイン産生上昇が認められなかった。 抗原刺激をしたDC2.4を使って、喘息モデルを作成を試みたが、メサコリンに対する気道過敏性亢進、好酸球性気道炎症、BALF中の2型サイトカインの上昇は認められなかった。 以上より、この実験系で仮説を証明することは難しいとの結論に至った。
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