マウス研究で免疫制御治療として期待されている、IL-2/IL-2 antibody complexes治療が、我々のヒト化マウスを用いた研究により、x-GVHDを増悪させることを確認し、そのヒト免疫細胞における潜在的リスクを示した。 ヒト化NOGマウスに、IL-2/IL-2 antibody complexes投与する本モデルは、以下の3点(1)ヒト免疫細胞モデル、2)制御性T細胞の増加 3)炎症病態(x-GVHD)の増悪させる)により、制御性T細胞に抵抗性のヒト炎症モデルとして有用である。制御性T細胞に抵抗性の炎症細胞の探索や、ヒト自己免疫疾患のさらなる病態解明が期待できる。
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