研究課題
基盤研究(C)
代表的なてんかん性脳症である2疾患(大田原症候群、Dravet症候群)において患者由来iPS細胞を用いて病態の一部を解明した。STXBP1変異による大田原症候群ではsyntaxin-1の発現が低下し、局在の異常が生じることを明らかにした。また、SCN1A変異によるDravet症候群ではチロシン水酸化酵素の発現が上昇し、ドパミン合成亢進が生じていることを明らかにした。これらの細胞表現型をin vitroで改善する化合物はてんかん性脳症の発達予後を改善させる新規治療となる可能性がある。
小児神経学