マイクロRNA(miR)は、造血器腫瘍において治療反応性マーカーや治療標的として研究が進められているが、本研究では小児急性リンパ性白血病のmiR発現解析結果に基づき、miR-146aに着目し、細胞内でのmiR発現レベルを可視化出来るmiR sensing vector並びに、活性を抑制できるmiR knock down vectorを用いて種々の急性リンパ性白血病細胞株のmiR発現を解析した。発現はおしなべて高く、同一株内であってもその発現に多様性があることを見出した。また、miR-146aのノックダウンによってコロニー形成能を30-50%抑制しことから、その分子機構を解析している。
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