研究成果の概要 |
小児のMDS/AMLのメチル化状態は依然不明で、MS-MLPA法を用いて、25種類のがん抑制遺伝子のpromotor領域のメチル化状態を解析した。Low-grade MDS(n=7)ではメチル化はみられず、high-grade MDS(n=5)では, ESR1とCADM1遺伝子のメチル化がみられた。AMLでは, 12/22(54.5%)でメチル化がみられた。特にCBF-AMLは高頻度にメチル化がみられた。epigenetic modifierとして有名な遺伝子群の変異はみられなかった。以上よりがん抑制遺伝子のメチル化はhigh-grade MDSの状態から始まっていることが示唆された。
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