研究協力者 |
藤井 ひかる 国立感染症研究所, ウイルス第一部, 流動研究員
山田 壮一 国立感染症研究所, ウイルス第一部, 主任研究官
原田 志津子 国立感染症研究所, ウイルス第一部, 主任研究官
大村 夏美 国立感染症研究所, ウイルス第一部, 実習生
吉河 智城 国立感染症研究所, ウイルス第一部, 主任研究官
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研究成果の概要 |
アシクロビル(ACV)耐性単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)によるヘルペス脳炎(Kakiuchi S, et al. JCM, 2013)の脳脊髄液中に認められたHSV-1のチミジンリン酸化酵素(vTK)遺伝子中のQ125H変異を有する組換えHSV-1を作出した.この変異は実際にACVに耐性を誘導することを証明した.そのACV耐性HSV-1のマウス脳内接種による神経病原性を調べたところ,比較的高い病原性が維持されていることが明らかになった.また,ACVへの感受性とマウスにおける神経病原性には,負の相関があることが証明された.ウイルス学的検査と適切な治療法の選択の重要性が確認された.
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