研究実績の概要 |
本研究の目的は、組織循環(脳循環、体循環、末梢循環)を同時に評価する方法を確立し、その手法をもとにそれらの循環指標と予後との関連を明らかにして新しい循環管理法を提唱することにある。症例蓄積は3から4年継続する予定のため現時点でデータの解析予定はないが、本研究と重複した以前からの研究計画に従って得られたデータについては解析を行い、以下の通り成果を発表した。 題名:心収縮力低下を伴う循環不全に対するドブタミンの効果 演者:石黒 秋生, 本島 由紀子, 齊藤 綾, 川崎 秀徳, 金井 雅代, 本多 正和, 荒木 俊介, 側島 久典, 田村 正徳 第60回日本新生児成育医学会(2015年10月23日25日、盛岡) また、本研究計画の一部である、臨床試験”極低出生体重児の脳室内出血に対する血圧指標型循環管理と血流量指標型循環管理の有効性と安全性に関する非盲検ランダム化並行群間比較試験“の試験概要ついて、第14回周産期循環管理研究会(2016年5月21日~22日)にて発表し本臨床試験について周知を行う予定である。
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