研究課題
基盤研究(C)
胎盤を情報インターフェイスとした母胎間-白血病抑制因子(LIF)シグナルリレーは,胎児大脳皮質の発達を促進するが,このリレーが発生期の血液脳関門(BBB)形成にどのように関与しているかを検証した。ウィルス感染モデルで,このリレーを抑制したところ,BBBに関与する細胞間接着が促進され,母体の炎症性サイトカインであるインターロイキン-6の胎児脳脊髄液への移行が抑制された。よって,LIFシグナルリレーはBBB形成に関与していることが明らかとなった。
発生学